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Macに全面切り替えを決めた理由

Macbook
iPhone

EFAラボラトリーズでは、2023年から段階的にすべてのPCをWindowsからMacに移行することを決定しました。マーケティングやデザイン会社ではなく、業種としては一見Windowsのほうが相性が良さそうなEFAラボラトリーズが、WindowsからMacに切り替えた理由を共有したいと思います。

パフォーマンスとモビリティの必要性

EFAラボラトリーズのコンサルタントは、クライアント向けの報告書作成の図示作成において複雑なグラフィック編集作業を行うため、高性能なPCが必要不可欠でした。また、現場作業が多く、遠方出張もあり、オフィス以外での業務に対応できる持ち運びやすさも重要でした。高性能かつ高い携帯性というPCとしては相反する要件を完全に満たす選択肢として、Apple Siliconを搭載したMacbookが2020年に私たちの前に現れました。
 

それまで、理想的な高性能のWindowsノートPCに巡り会えませんでしたので、まずはMacBookAir1台から導入の検討を始めました。検討の結果、期待通りパフォーマンスの向上が確認され、またWindowsで作成したファイルをやりとりする際の互換性の点でも大きな問題が無いことが分かったため、コンサルティング部を対象として、段階的に展開するという決断に至りました。
 

Macの高度なグラフィック性能と迅速な処理能力は、報告書作成やプレゼンテーションの作業時間を大幅に短縮し、社員がよりクリエイティブな作業に集中できる環境を提供しています。以前はエクスプローラーの操作やWebブラウザの操作だけでもパソコンが遅くなり、ICT担当者に従業員から問い合わせが高頻度でありましたが、Macを導入後はそのような問い合わせがなくなりました。このMacのハードウエアの信頼性と持ち運びやすさは、社員の作業場所の柔軟性が向上し、外出先や自宅での作業においても高いパフォーマンスを発揮するのに役立っています。

Mac移行の5つのメリット

では、弊社におけるMac移行のメリットは具体的にどのような点だったのか?というと、以下の5つの点に集約されます。
 

ハードウエアの完成度が高くコストパフォーマンスが高い:Apple Siliconを搭載したMacBookは、Windowsマシンに比べると故障が少なく、CPU、GPUの効率が高いです。Windowsのワークステーション型またはグラフィック業務用のノートPCを複数採用してきましたが、ベンチマーク上ではMacBookと同等であっても、排熱が追いついておらず期待している性能が出ずにフリーズする現象がありました。弊社が試してきた範囲では、Windowsで同様の性能が出せるノートPCを購入するためには、MacBookの1.5~2倍近くの金額になるイメージを持っていますので、MacBookはコストパフォーマンスがかなり高いと思います。
 

セキュリティ対策:情報セキュリティ対策の面でも大きなメリットがあります。Windows機は各部品の操作を制御するために出所が明記されていないデバイスドライバが入っていたりするため、エンドポイントセキュリティソフトで検出されるソフトウェアが非常に多く、善し悪しの判断に時間がかかっていました。しかしMacのデバイスドライバにおいてそのようなことは無いため管理が楽になりました。Mac App Store以外の場所からダウンロードされるソフトウェアおよびアプリの場合は、「ソフトウェアの開発者はDeveloper ID証明書を取得し、ソフトウェアをAppleに提出して公証(ノータリゼーション)を受けなければならない」といったことも、出所不明な野良アプリをインストールしてマルウェアに感染してしまうといったリスクを相当数減らしていると考えています。
 

シンプルな機器管理:機器の管理面でも、iphoneとMacを同一のMDM(Mobile Device Management)ソフトウェアで管理出来るようになったため、管理コストが下がりました。機体の選択肢が少ないため、新入社員のPCを選択する際の社内合意形成も簡単になりました。また、OSのライセンス管理をしなくて良くなったり、「次の新しいOSにはIntel第〇世代以上のCPUが必要条件だからアップデート出来ない端末は〇台で」といったことを考えながら端末管理をしたり、Microsoftの複雑なライセンス体系の説明文を目をこらして見たりする必要が無くなりました。Windows端末をエンタープライズレベルで管理するためにはそれ相応の情シス担当者が必要で、EFAラボラトリーズにとっては悩みの種でした。
 

携帯電話(iphone)とのデータ連携:弊社では社用携帯電話にiphoneを採用していました。iphoneのカメラ性能はどんどん上がって、下見などではiphoneで現場写真を撮影することも増えてきましたが、iphoneで撮影した写真のデータを簡単にMacに連携させることができます。また、外出先でネット環境に接続したいときに簡単にiphoneの通信をテザリングしてMacでネット環境に接続できるというメリットもあります。
 

ブランド価値が高くPC本体の実質コストを削減:Macbookはリセールバリューが高いためか、リース契約に修理のサポートをつけた場合にWindows機より安く使用できています。総じてWindowsPCを使用していた時と比較すると安く、楽に、安全に運用が出来るようになりました。

手を重ねるイメージ

適用開始の反発と意見の変化

社員からは、使い慣れたWindowsからMacに切り替わることについて、操作やアプリケーションの使い勝手が異なるため、新しい環境への戸惑いの声もありました。EFAではこれをサポートするために移行期間を長く取り、期間中はWindowsもMacもどちらも使えるようにしています。さらに、使い方の習得についても、Udemyなどのオンラインコースを活用しています。これまでのところ、Windows機しか使用したことの無い社員でも2ヶ月程度で慣れ、慣れてくるとMacの直感的な操作性に対して、好印象に意見が変わっていきます。
 

この変更をコンサルタントの他のチームにも拡大し始めています。すでにバックヤードと外勤営業の担当者はMacに変更しています。レガシーシステムを使っている部門(分析部など)は、Windows環境が必要ですがシステムの刷新に合わせて、今後Macに切り替える予定です。
 

近年のWebアプリケーションは、オフィス作業でも高グラフィック・高効率のPC性能が要求されるようになってきていますが、Macを採用することによって、安心して各部門が求める性能と環境を提供し、業務効率、クリエイティビティ、そしてモビリティがより向上すると確信しています。

こらからのEFAラボラトリーズとテクノロジー

WindowsからMacへの移行は、EFAラボラトリーズがテクノロジーの進化とともに変化をしていくという一つの姿勢の表れです。もちろん変えることによるデメリットもありますが、この決定は現時点で選択できる最良のものと考えています。このテクノロジー変革を通じて、私たちは業界の最前線で活動し続けることを目指しています。ビジョンとミッションを達成するために、常に最先端の技術をたえず評価検討し、社員一人ひとりの成長と企業全体の発展を追求していきます。

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