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大和久さん

社員インタビュー

今回の社員インタビューは株式会社EFAラボラトリーズ(以下EFA)コンサルティング第1部マネージャーの大和久崇さんです。アスベスト調査職の仕事を20年以上続けている大和久さん。仕事の魅力やEFAに入社するまでの経緯など、いろいろなことを聞いてみました。

大和久さん

大和久崇さん
前職でアスベスト調査部門のリーダーに抜擢後、EFAの技術力の高さの評判を聞き、自ら代表へ連絡して2017年8月にEFAに入社。コンサルティング第1部マネージャーとして、EFAの調査部隊をさらなる高みへ導いています。

(インタビュアー(高野)のコメントを太字にしています)



アスベスト調査歴20年!スキルとスタンスを買われ前職ではリーダーに、EFAではマネージャーに抜擢



──大和久さんは2017年8月にEFAに入社されて7年目ですね。現在はどのようなお仕事をされているんですか?


調査者として現場へ行くことはもちろん、マネージャー業務としては調査方法の確立や、報告書などお客さんの手元に届くもののクオリティチェック、法改正に対して報告書のフォーマット更新などの仕事をメインにしています。



──マネージャーになったのはいつ頃なんでしょうか?


もともとは1人の調査者として入社したんですが、入社後に『ここがまだ足りていない』『もっとこうしていけたらいいな』と感じることがあったんです。社内で提案をしていくうちに、会社からも先頭に立ってやってほしいという話があり、マネージャーになりました。



──EFA入社前は、どんなお仕事をされていたんですか?


環境調査の会社にいました。計測課という水質とか土壌、排ガス、大気など環境に関するものだったら全部やるような部署にいたんですけど、その中のアスベスト部隊のリーダーをやっていました。



──前職でもアスベスト調査者をされてたんですね!希望されてアスベスト部隊のリーダーになったんですか?


希望したわけではないんです。元々は水質のリーダーをやっていて、その後は排ガスのリーダーをやっていました。アスベストは有害物質の中でも毒性が強いものなので、アスベスト部隊をつくるとなった際に、他の業務が完全にできる人だからということで私が選ばれました。



──前職には、もともと環境への関心があって入社したのですか?


もともと海が好きで、前職の求人では『海を守るために調査をしませんか』というような言葉があって入社したんです。あとはちょっと”普通じゃない”というか、”変わった仕事”の方が面白そうだなと思っていました。



技術力のスゴさを知って「EFAに入れてください!」と代表へ電話しちゃいました



──EFAのことはどのように知ったのでしょうか?


アスベストが漏れてないかの測定などで、解体中の現場にいくことが多かったんですが、その解体現場にEFAの分析結果が貼り出されていたんです。当時はまだJIS法に制定されていなかった偏光顕微鏡での結果を見て、『こういう分析方法があるのか』『EFAってどんな会社なんだ?』と調べると、すごい会社なんだということがわかって。



──新しい分析技術を欧米から日本に初めて取り入れた、という。


そうです。あとは江戸川区の環境課に、私たち調査者と同じレベルで話ができるようなアスベストにとても詳しい方がいて、その方がEFAのことをすごい推してたんです。『サンプルを持っていくと、すぐ結果を出してくれるんだ』なんて話をしていて『またEFAの名前が出てきたぞ!』という感じで。その後も分析結果や分析方法の話をするときにかなりの確率で『EFA』の話が出てくることに気付いて、『すごい会社だな、いつか行ってみたいな』という思いを持つようになりました。



──そこから実際どのようにEFAに入社されたんでしょうか?


前職の会社にEFA代表の亀元さんの連絡先を知ってる人がいたんです。その方にお願いして直接亀元さんに電話をかけました。『EFAの調査部隊に入れてください!』って。



──すごい行動力ですね!


そこからどんどん手はずを整えてくれて、面接をしてもらって今に至ります。かなり特殊な経緯だと思います(笑)



──面接は何回されたんですか?


2回したと思います。当時はEFAの調査者も数が少なかったので、メンバー全員とお話するっていう感じでした。



──面接の際にいろいろ話を聞いたと思いますが、想像とのギャップはありましたか?


ギャップはありました。分析技術のすごさを聞いて調査部隊も同じくらいのすごさなのかと思っていたのですが、実際は『分析をやってる中でお客様からのご要望が多く、調査を始めた』という駆け出しの状況だったんです。



──たしかにEFAの分析サービスの開始は2007年で、調査サービスの開始は2015年ですよね。


はい。なので『なるほど、調査部隊はこういう段階なんだ。分析がこれだけ有名なんだから、調査部隊も同じくらい有名にしたい!』と思って、入社しました。



技術は現場で体験して覚えていく。自分自身も楽しんでやってます!



──駆け出しの部隊だったということで、入社後は大和久さんから仕事のやり方を教えることもあったと思いますが、なにをどのようにメンバーに伝えていったのでしょうか?


駆け出しではあったものの、一番重要な”考え方”のベースはしっかりと出来ていたんです。なので私が教えたことは、”建材の見分け方や種類”とか”実際の現場ではこう採るんだよ”といったようなことでした。



──教える方法としては、現場で一緒にやりながら・・という感じですか?


そうですね。私は調査道具なども一式持っていたので、入社翌日からもう現場に行ってました(笑)



──ほかには、前職とEFAのやり方になにか違いはありましたか?


逆に教えてもらうことも、たくさんありました。前職の報告書とEFAの報告書の形式が全く違っていて、EFAのクオリティが格段に高かったんです。どこにアスベスト含有懸念建材が使われてるかの範囲図なども、当時はEFA以外の会社ではつけていなかったんですよ。



──未経験者の方に教えるときに工夫されてることはありますか?


みんな実際に現場に行ったときに『こんなとこに使われてるんだ』って興味を持って、自分で調べて覚えていってるみたいです。たくさんある建材をぱっと見てわかるようにならないと次に繋がらないので、そこが大変だと思うんですけど、みんないつの間にか覚えているんですよ。なので、わたしが工夫してることは特にないです。



──福本さん(未経験で入社した調査職のメンバー)にインタビューをしたとき『頼れるメンバーと働ける』というお話の中で、大和久さんの名前が出てきたんです。ご自身では意識されてないかもしれないですが、自然と一緒に行動する人のモチベーションを引き出してるんだと思いました。


そうなのかな?現場に一緒に行ったら『これこうなってるんだよ』とか『これは見たことある?』とか、ひとつずつ話しながらやっていますね。絶対にクリソタイルが入ってるなっていう建材を見つけたら『切ってごらん。たぶん切れないから(笑)』とか言って、こっちも楽しんでやってます!



──実際に手を動かしてみると、その感触とか体験が記憶として残りますよね。


そうなんです。実際に切ってみると『こんなに硬いんだ!』なんて驚くことが多いので、『こういう切れ方をしたら、クリソタイルが入っているってことだから覚えておいて』って言ったりしますね。



メンバーの頼れる兄ちゃん的存在でありたい



──大和久さんは周りのメンバーから”どんな人”って思われてると感じていますか?


どう思われてるかはわからないけど、こう思われてるといいなっていうのはあります。マネージャーという立場ではあるんですけども、あれやれこれやれって言う人じゃなくて、お兄ちゃんみたいなポジションで思ってくれてるといいなって。完全に仲間の1人というか。



──そう思うのには、過去のご経験や理想の上司像が関係してるのでしょうか?


私が尊敬する人たちも命令をするようなタイプじゃなかったですね。『教えた通りにまずは自分でやってみて。俺が全部責任取るから大丈夫』っていうような方だったのですごく安心できました。なので、そういうポジションでいられたらいいなと思っています。


正直なところ、みんな成長してくると能力は大して変わらなくなるんで、私の方が圧倒的に優れてるなんてところはないんですよ。上回ってるのって経験値と知識ぐらいなので。であれば頼れる兄ちゃんポジションでいたいっていうのが、私の目指してるところですね。



めずらしい建材があった!と嬉しそうな大和久さんと、盛り上がるメンバー


ひとつとして同じ建物はない。現場では未だに発見の連続!



──実は今日、大和久さんに絶対聞こうと思ってたことがあるんです。


なんでしょう?



──他の社員インタビューでも大和久さんの”笑顔”が話題になったり、私自身いつも接していて大和久さんの”笑顔”が本当に素敵だなと感じるんですが・・・ズバリ、笑顔の秘訣はありますか?


秘訣なんてないですよ(笑)目尻が下がって目がなくなる顔だからですかね?(笑)



──大和久さんご自身がいつも仕事を楽しんでやっているっていうのも、その笑顔に繋がってる気がします!他の方からも『大和久さんは今でも”わくわく感”や”冒険感”をもって現場を楽しんでるからすごい』ってお話をきいたことがあります。


それはあるかもしれないですね。アスベスト調査職の仕事はいつまで経っても極められないというか、未だに発見だらけなんですよ!



──20年やっていてもまだまだ発見がたくさんあるんですね。


建物ってひとつひとつ全然違うので、同じ現場はひとつとしてないんです。まったくわからないところから段々と調査を進めていって、パズルのピースが揃ってくると自分の頭の中で『この建物はこういう風になってるな』ってわかるんです。そうやって全体を把握できたときが一番おもしろいんですよね!


そうすると『ここにはアスベストが入ってそうだぞ』『この裏に壁がもう1枚あるんじゃないか』って推理もできるようになって、それがまたおもしろい。自分が思ったとおりの結果だと嬉しくなります!



カメラを向けるとばっちりポーズを決めてくれた、現場での大和久さん。ヘルメットと防護マスクをしていても、素敵な笑顔は隠せません!


EFAのいいところは・・・優秀な人材が集まってる!やりたいことを後押ししてくれる!



──EFAのいいところはどこだと思いますか?


すごく優秀な人材が集まっています。もともと分析は業界の中でもトップレベルですが、コンサルティング部のメンバーも、他の会社に負けないぐらい優秀な方がたくさんいるんです。



──大和久さんの思う『優秀な人材』とはどういう人ですか?


専門的な知識や技術を習得していて、お客様の要求に最も適したサービスを選択して提供できる人が優秀な人材だと思っています。あと、学ぶ姿勢があることもエキスパートになるうえで大事ですよね。



──では制度面でいいと思うところはありますか?


学びに寛大なので、やりたいことを後押ししてくれる制度がたくさんありますよね。



──資格報奨金制度やUdemy使い放題だったり英語の勉強だったり・・・


そうそう。業務に関係があるような講習だったらすぐに受けられますし、逆に会社からも「こんなの受けたらどう?」って話があったりもしますしね。



──では逆に、EFAの改善したほうがよいところは、どこだと思いますか?


う〜ん・・・・・そうですね、う〜ん・・・



──なんでもいいので、率直なご意見をお聞きしたいです。


う〜ん・・・そうだな、うん。他の部署との関わりがもっとあってもいいなって思いますね。やっぱりフロアが違ったりしちゃうんで。



──もっと関わりを増やすには、どんなことをしたらいいと思いますか?


現実的じゃないかもしれないですけど、ワンフロアのオフィスに引っ越しちゃうとか!



──可能性はありますよね!あとはチェックイン(週始めの各部MTG)やWin-Winセッション(週終わりの各部MTG)のとき、マネージャーをローテーションするのも面白そう、なんて話も以前出たことがあります。コンサルティング第一部のMTGでは、拍手が起こったりしていつも盛り上がっているという噂を聞きましたので、一度参加してみたいです(笑)



アスベスト調査に向いているのは、”冒険”や”謎解き”が好きな人



──どんな人がアスベスト調査に向いてると思いますか?


まずは冒険が好きかどうかですね。電気がとおってない建物の中を懐中電灯を持って進んでくことを楽しめる人。その先は、謎解きとかが好きな人かな。いろんなピースを集めて考えるのが好きな人が向いてると感じますね。



──大和久さんも元々ご自身に素質があったと思いますか?


正直いうと、アスベスト調査をやりだしたときは全然おもしろく感じなかったんです。建材の種類もわからないし、建物のどこからどこまでの建材が同一なのか考え続けていると頭が疲れて「もう考えたくない!」ってなってました(笑)



──それがどのタイミングで楽しめるようになったんでしょうか?


解体系の調査※ができるようになったくらいですかね。建材を覚えて現場でわかるようになってくると、どこまでが同一建材かわかるようになって。そうなると新しい建材を覚えるのが楽しくなりました。試料採取もピースを集めているような感覚になって、集めたピースを組み合わせて『こういうふうになってるんだな』って考えるのが楽しくなっていったんです。

※解体をするため建物の構造部から内装まで全体に使用されている建材を調査する仕事



──建材を覚えることが、やっぱり重要になってくるんですね。


覚えの速いメンバーに共通してるのは、ご飯を食べに行ったときや駅とかデパートに行ったときに、その建物を無意識に『なるほど、ここにこれ使ってるのか・・・』なんて見てることですね。そういうのが自然にできる人は、この仕事を楽しいと思えるんじゃないかと思います。



──では逆に、アスベスト調査職に向いてない人はどんな人ですか?


情報や知識を取り入れて考えることが嫌いな人ですね。話し合いや情報共有が苦手な人も向かないかな。現場では建物の状況や『これ、こんな構造になってるよね』っていう話を延々としながら調査を進めていってるんです。



──話して議論することで、よりよい方法を見つけられることもありますよね。


そうなんです。後から入ってきたメンバーと話してても、未だに『そっちのアイディアの方がいいね!それでいこうよ』なんてことも全然あるんで。そういうときには『成長したなぁ・・・』なんて嬉しくもありますね。



──そのお話、EFAのバリューのひとつ『相手をリスペクトしオープンに議論をする。』を体現してますね!



EFAに向いてるのは、変化の波に乗れる人・・・むしろ、波を起こしてくれちゃってもいいです



──では次に、EFAに向いている人、向いてない人、はどんな人だと思いますか?


アイディアがいっぱい出せる人、いろんなことを考えてる人が向いてるかなって思います。新しいことを始めることにすごく協力的な会社なので、明確にやりたいことがある人はすごく力が発揮できるんじゃないかな。



──逆に向いてない人はどうでしょうか?


決められたことだけをずっとやってたい、みたいな人は向かないかもしれないですね。



──良い方向へどんどん変わっていこう!という波に乗っていける人じゃないと難しいってことですね。


波に乗るだけじゃなくて、波を起こしてくれちゃってもいいですけどね!



──なるほど・・・!


もちろん同じような業種の人が入ってきてくれたら、すでにノウハウを持っててくれるのでありがたいですけど、まったくの異業種でも他のジャンルの知識や経験を持ってきてくれるんで、化学反応というか新しい波が起こる可能性がありますよね!

大和久さんへのインタビューはこれで終わりです。最後に目標をきくと『私が目指してる調査者は”分析もできる調査者”なので、分析技術を身に付けたいです』と話してくれた大和久さん。調査者としてさらにパワーアップしていく姿を、これからも楽しみにしております!

EFAラボラトリーズでは、「専門性を深めてエキスパートになりたい」「自ら学び続けて成長していきたい」という思いをもつ仲間を探しています。興味がある方は以下のボタンをクリックして募集要項をご覧ください。

インタビュアー:高野和音
2023年3月にEFAに入社。管理部に所属。今後の採用活動を担っていくため、各部署の仕事を知るべくインタビューを実施。EFAへの応募を検討してる皆様と同じ目線で、気になる質問を社員にぶつけてまいります!

インタビュー実施日:2023年8月25日

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