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イさん

社員インタビュー

今回の社員インタビューはアスベスト調査職 (コンサルタント)のイ・チャンヒョンさんです。韓国出身のイさんに、日本に興味を持ったきっかけや、株式会社EFAラボラトリーズ(以下、EFA)で働く上で感じる大変さ・面白さを聞いてみました。

イさん

イ・チャンヒョンさん
学生時代に日本のテレビドラマを見て、俳優の広末涼子さんのファンになったイさんは、早稲田大学との交換留学を経験後に日本で就職。『失敗してもいいから、新しいことに挑戦しよう』というEFAの思いに共感し、2021年8月に入社。外勤営業を経て、現在はアスベストコンサルタントとして活動しています。

(インタビュアー(高野)のコメントを太字にしています)



◾営業部からコンサル部へ異動し、現在はアスベスト調査をメインに仕事をしています。



──イさんは2021年4月に入社されたので、3年目ですね。現在はどのようなお仕事をしていますか?


現在はコンサルティング第2部に所属し、主にアスベスト調査や海外企業から依頼された環境関連の監査業務を行っています。その他には、部の研究プロジェクトとして韓国のアスベスト調査の事情をリサーチしたり、2023年までしていたようなお客様への対応業務もしたりしています。



──コンサル部としてのメインの仕事、研究プロジェクト、営業のお仕事、それぞれの割合を教えてください。


メインが6割、研究が3割、営業が1割くらいです。



──仕事の中で、外国語を使うことはどれくらいあるんでしょうか?


今のところは2割〜3割くらいですね。英語と韓国語が半々です。基本的には、文献や資料を読んだりメールのやりとりをしたりで、文字を見ることはあっても話すことはありません。



◾初めての就職も日本。学生時代に身に付けたものを発揮して仕事をすると、楽しいだろうなと思ったんです。



──EFAに入る前は、どんなお仕事をしていましたか?


初めての就職はトラベルエージェントで、日本国内外の外国人に対して旅行関係のサービスを行っていました。

2社目は在日商工会議所の事務局として、日本と韓国の政治家や経済関連の方たちのミーティングや親睦会、会議などを主催したりサポートしたりしていました。

3社目は英語を中心とした外国語の教材を製作販売する会社で、商品開発から制作、お客様へのセールス、イベント関連の企画などをしていました。ここがEFAの前に務めていた会社です。



──それぞれどれくらいの期間働いていたんですか?


トラベルエージェントの仕事が約3年、商工会議所が半年、前職は8年で、その間にR&Dと営業、制作のポジションを経験しました。



──最初から、韓国ではなく日本に就職されたんですね。


はい。もともと韓国で働くという考えはなかったんです。私にとって韓国は上下関係など様々な面が厳しいと感じていて、韓国で働くことは自分に向いていないと思っていました。日本は初めての海外で、留学して楽しかった思い出もあります。学生時代に身に付けたものを発揮して仕事をするのは楽しいだろうなと考え、日本で就職をすることにしました。



──日本以外の国に就職することは考えなかったんでしょうか?


オーストラリアへの留学経験もあるので、その選択肢もありました。ただ、大学の専攻で日本語を勉強していましたし、文化が韓国と似ている部分も多く、家族に何かあったときにすぐ帰ることができる距離なので、日本を選びました。



──日本に興味を持ったのはなぜですか?


高校のときに進学校に入ったのですが、すごく厳しい環境で正直自分には合わない学校でした。入学してから2年間まったく馴染む事ができずストレスが溜まっているとき、同世代で日本の文化が流行っていて、自分も日本のアニメや漫画やドラマを見たり、音楽を聴くようになりました。



──日本のエンターテインメントがストレス解消になっていたんですね。


はい。それまでは海外への興味は全くありませんでしたが、韓国以外にも音楽やアニメなど楽しいものがあると知りました。それが日本という距離的にも近い国で、祖父が若い頃に記者として日本に行ってたことや、親戚にも日本に住んでる人がいたこともあり、自分も機会があれば日本に行ってみたいと思うようになりました。



──機会があれば、というのが、大学時代の留学につながるんでしょうか?


話すと長くなるんですが・・・いくつもの日本のドラマをみていて、俳優の広末涼子さんのファンになりました。彼女は私より1歳年上で、私が高校3年生のときに早稲田大学に入学したんです。どうしても会ってみたいと思って、私も早稲田大学に行く方法を探しました(笑)



──意外な話の展開です(笑)


高校入学してからの2年間、まったく勉強しなかったので成績はクラスでほぼ最後でした。大学はどうしようかなと思っていたところ、広末涼子さんが早稲田大学に入ったことを知り、受験の半年前から勉強を始めたんです。高校1年生からの教科書から全部読み直して必死に勉強して、現役で早稲田大学と交換留学の機会がある大学に入ることができました。



──おめでとうございます!


ただその大学に入れたからといって必ず早稲田に行けるわけじゃなく、大学と大学院も含めて3人の枠を奪い合うんです。韓国では男性は兵役があることもあり、所属していた学部で男性が選ばれる可能性は、ほぼゼロと言われていました。でも私はやりたいことがあったら必ず実現させないと気が済まない性格なので、憧れの人に会うために本当に頑張りました(笑)



──素晴らしい原動力ですね(笑)


サークルの会長をやったり、教授たちとコミュニケーションをとったり、早稲田大学に行くためにできることはすべてやりました。その結果、所属していた学部の日本人と韓国人のすべての教授が推薦書を書いてくれました。そして大学2年生のとき、その学部では男性で初めて、早稲田大学との交換留学生に選ばれました。



──おめでとうございます!!

何年間も頑張ってきたことがすべて評価された瞬間で、それまで生きてきた中で1番嬉しい出来事でした。それで早稲田で勉強する機会を得たんですけど、ずっと会いたいと思っていた広末涼子さんは、私が行く年に早稲田大学を中退してしまったんです・・・。友達から話を聞くことはありましたが、結局私は1度も会えませんでした。



──すごいオチですね・・・(涙)


でも日本に来れたことや、本気で頑張ることが出来たのは、間違いなく彼女のおかげなので、今でも感謝しています。



日本に留学時代のイさん。早稲田大学よさこいチーム“踊り侍”で活動


◾EFAは経営陣との距離が近い!面接では『失敗してもいいから、新しいことにトライしてほしい』という言葉が印象的でした。



──EFAに応募したきっかけはありますか?


前職の外国語の教材を製作販売する仕事は、会社都合で閉めるということで退職しました。ちょうどコロナ禍だったこともあり、落ち着いてきたころに転職活動をはじめ、EFAの求人を見つけました。



──転職するときに大切にしていたことはありますか?


勤務地は東京、日本人だけじゃなくて外国人もいる会社、というのが条件でした。



──業種や職種にこだわりはなかったんでしょうか?


なにか一つの分野について深く長く勉強してきたわけじゃないので、どんな仕事かよりも、誰と働くかというのを大切にしていて、今までの会社を選ぶときもそうでした。



──色々な会社を見たと思いますが、EFAを選んだのはなぜですか?


何社か面接に行きましたが、EFAが一番あたたかいというか、自分が落ち着いて働ける環境だと感じました。社内見学をさせてもらい、一緒に働く方たちと面談をして、一番良い印象だったんです。



──どんなことが印象に残っていますか?


他社で2次面接や最終面接を担当する方は、固い感じの方が多くて距離を感じたのですが、EFAでは経営陣との距離がすごく近いと感じました。代表の亀元さん、執行役員COOの金子さん、営業部リーダーの落合さんの3人が面接をしてくれたのですが、全員が違うキャラでおもしろかったです(笑)



──面接ではどんな話をしたんでしょうか?


『いろいろな挑戦をしてほしい』という言葉が嬉しかったのを覚えています。『今までやってきたものだけを活かして安定した仕事をするより、失敗してもいいから新しいことにトライしてほしい、一緒にやっていこう。』3人ともそういう話をしてくれました。



◾入社後のギャップは営業部も調査に行くこと。そのおかげでより深い提案ができるようになりました。



──入社前と入社後のギャップはありますか?


あります。営業部に入ったのですが、コンサル部だけの仕事だと思っていたアスベスト調査やサンプリングもやっていたことです。



──イさんは営業部とコンサル部を経験していますが、明確な違いはあるんでしょうか?


役割としては基本的に、営業部は新規のお客様の獲得や、離脱してしまったお客様を呼び戻す、そしてそのお客様が離れていかないように顧客管理をする。コンサル部は営業部から自分に任されたお客様に対して、高品質のサービスを提供して、リレーションを深めていくって感じです。



──確かに、営業部の仕事はコンサル部の仕事がわかっていないと難しいかもしれないですね。


はい。最初はコンサル部にバトンを渡すまでのお客様対応だけが仕事だと思っていたのでギャップを感じたのですが、仕事していくにつれて、アスベスト調査やサンプリングに関わってるからこそお客様の要望を理解し、営業担当としてもより深い提案ができていることに気付きました。



──仕事をする中で、言葉の壁を感じたことはありますか?


要望についての細かいニュアンスの表現が、若干違ったりすることはあります。さらにアスベストの専門用語や知識も必要なので、そういう面では大変ですね。今までの仕事では、専門的な部分がそこまでは求められる仕事ではなかったので。



──アスベストに関する専門用語や知識についての習得は、日本人でも大変ですよね。そういった壁をイさんはどのように乗り越えているんですか?


乗り越え方は一つしかなくて、勉強することです。新しいことを学ぶのが嫌ではないので、わからないことや自分に足りないことがあったら、調べて勉強します。日本語でも、英語でも、アスベストの専門知識でも、それは同じですね。



◾会社の成長や変化を感じることが出来るのが、EFAのいいところです。



──EFAのいいところを教えてください。


会社が成長していく、変化していくのを感じることができるのがEFAのいいところです。同じところに留まっていないというか、会社が生きてるような感じです。だんだん人数が増えて会社規模が大きくなったり、みんなの成長のために新しい福利厚生や制度が作られたり、色んな面でそう思います。



──他にはありますか?


どの部署の人と喋っても話しやすい。入社してから今までずっと、いい人間関係が続いてるのはすごいことですね。日々のやりとりで信頼されてると感じることができますし、私もいつもメンバーを楽しませたいって気持ちを持っています。



──逆に、もっとこうなればいいのに、と思うことはありますか?


うーん、そうですね・・・これはEFAだけじゃなくて、もしかしたら日本の方の傾向かもしれないですが、『こういうもの』という固定概念を無意識に持ってる人が多いと感じることがあります。



──具体的にどんなときに感じたことがありますか?


EFAには『イベント委員会』があって、昨年は春にお花見、夏に納涼会、冬にクリスマス会をやりました。イベントと聞くと、みなさん同じようなことを思い浮かべていると思うんですが・・・



──イさんだったらどんなイベントを考えるんでしょうか?


ある地域に行ってそこに住む人たちとコミュニケーションをとり、抱えている環境の問題についてEFAが出来ることを考えて解決していく!っていうイベントをやりたいです。名産や名所などを満喫し、自分たちも楽しみながら活動する。遊び心が大切です。1回ではなく定期的・継続的に行うことで、そこに住む人たちとの絆もできて、環境にとって本当にいいことができる。こういう活動をしているということが、EFAのブランド力アップにもつながると思います。



──たしかに私は『イベント』と聞いて、そこまでの規模のことは考えませんでした(笑)そういうイベントがあれば、是非参加してみたいです!


やってみたいということは代表の亀元さんに話しているので、これから実現に向けて動いていこうと思っています。



興味のあるイベントには積極的に参加するイさん。画像は植樹イベントでの1枚。


──EFAに向いている・向いてない人はどういう人だと思いますか?


アスベスト専門の会社なので『アスベストと聞いただけで怖くて頭から離れない』『そもそもアスベストには関わりたくない』という人には向いていないと思います。



──私も入社前に求人票で『アスベスト』という文字を見たときは少し気になりましたが、掲げているミッションやバリューに魅力を感じてEFAで働きたいと思いました。実際入社してアスベストについて話を聞くと、アスベストは様々な建物に使われているから、知らないうちに遭遇していることもある。EFAに入ってそういう知識を得られたことで、逆に生きていく上での安全性が増したなと感じてます。


アスベストに関わって仕事をしていく。そこを乗り越えられれば、本当に働きやすい会社だと思います。



──最後に、今後の目標を教えてください!


日本国内だけじゃなく海外でのアスベスト調査市場をリサーチして、いろんなチャンスを広げていきたいです。世界中でも同じような状況があると思うので、その状況をコンサルタントとして知っていたい。『この国では古いやり方をしてるから、新しい方法を教えてあげたほうがいいんじゃない?』とか『この国のやり方は日本でも取り入れた方がいいんじゃない?』という感じですね。



──韓国でのリサーチはその一環ですね!


はい。以前EFAに韓国のアスベスト協会的な組織から問い合わせがあったことや、日本から比較的近く環境が似ているということ、そして言葉的にも問題がないということで、韓国のリサーチに取り掛かっています。

イさんへのインタビューはこれで終わりです。業務の理解をさらに深めるために、EHS(Environment(環境)・Health(衛生)・Safety(安全))の分野の勉強もはじめたと話してくれたイさん。やりたいことは必ず実現するという強い意思のもと、これからもEFAと共に成長し続ける姿を楽しみにしています!

EFAラボラトリーズでは、「失敗を恐れず新しいことに挑戦したい」「会社とともに成長していきたい」という思いをもつ仲間を探しています。

興味がある方は以下のボタンをクリックして募集要項をご覧ください。

インタビュアー:高野和音
2023年3月にEFAに入社。管理部に所属。
今後の採用活動を担っていくため、各部署の仕事を知るべくインタビューを実施。
EFAへの応募を検討してる皆様と同じ目線で、気になる質問を社員にぶつけてまいります!

インタビュー実施日:2024年3月1日

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