カテゴリー:書き方
EFAラボラトリーズの分析依頼書(COC)の書き方

こんにちは。EFAラボラトリーズのラボマネージャーの小沢です。
今回はEFAラボラトリーズにアスベスト分析をご依頼いただく時に送付していたく分析依頼書(COC)の書き方について、上から順番に解説いたします。
お手元の分析依頼書と見比べながら、このブログを参考に分析依頼書(COC)をぜひ書いてみてください。
- ✔ご依頼者様の情報
- ✔レポートの表紙に記載される情報
- ✔レポートの報告方法
- ✔分析の条件と方法
- ✔サンプル経路
- ✔備考
- ✔試料の名称や採取部位の情報
ご依頼者様の情報

①御依頼者様情報
御依頼者様が所属される社名・団体名をご記入ください。
また個人の場合は氏名をご記入ください。
続いて住所、部署名をご記入ください。
請求書の送付先がご依頼者様と別の住所や宛名の場合、こちらに記載ください。
上記の住所、氏名、電話番号と同じであれば「上記ご依頼者様と同じ場合チェック」に✔を入れるか、ボックスを塗りつぶしてください。
レポートの表紙に表示される内容

②件名
次にレポートに記載される項目について記入していきます。
まずは件名を記入します。
③お宛名
お宛名は、レポートに記載されるお宛名になります。ご依頼者様情報の社名欄と同じであれば「上記ご依頼者様社名と同じ場合チェック」に✔を入れるか、ボックスを塗りつぶしてください。
レポートではこのように表示されます。

レポートの報告方法

④報告方法
こちらは複数選択可能です。Eメールに✔を入れた場合PDFファイルをお送りいたします。紙の報告書が必要であればEメール以外の欄にも✔を入れるかボックスを塗りつぶしてください。紙の報告書は4部まで無料です。
⑤レポートの送付先
ご依頼者様情報の住所、氏名欄と同じであれば「上記ご依頼者様と同じ場合チェック」に✔を入れるかボックスを塗りつぶしてください。
分析の条件と方法

⑥希望納期
JIS A 1481-1のアスベスト定性分析の希望納期を、3日、2日、24時間から選びチェックを入れてください。またそれ以外にご希望の納期がある場合、希望納期日をご記入ください。
JIS A 1481-1法以外の分析方法をご希望の場合、その分析方法とご希望の納期日をご記入ください。
アスベストの定性分析が不要で、RCF分析のみをご希望の場合、こちらの「不要」の欄に✔を入れてください。
アスベスト定性分析のオプション項目

⑦偏光顕微鏡写真
偏光顕微鏡写真をご希望の場合、こちらのオプションから選択をお願いします。写真に関するご質問で、「写真がないと行政に認められませんか?」と聞かれることがありますが、そのようなことはありませんので、状況にあわせて選択をお願いします。
写真不要の場合は「不要」に✔を、写真をご希望の場合は、アスベスト繊維の有無に関わらず「全サンプルで撮影」か、「アスベスト繊維が確認されたサンプルのみ撮影」か選択し✔をご記入ください。
写真について「その他条件」があればご記入ください。
変更顕微鏡写真をご希望の場合、このような様式の添付写真が分析結果レポートと一緒に送付されます。偏光顕微鏡写真は伸長の符号の写真です。

⑧定量分析
定性分析 JIS A 1481-1は、大まかな含有量まで分析結果でわかりますので、定量分析まで必要になるケースはあまりありません。
定量分析が不要の場合「不要」に✔を入れてください。
定量分析をご希望の場合は0.1%を超えるかを判定するための「定性分析で微量に検出の場合のみ実施」か、アスベストの量に関わらず「アスベスト繊維が確認されたすべての試料で実施」を選び、✔をご記入ください。
⑨RCF(リフラクトリーセラミックファイバー)
RCFは、アスベストのみの分析なら不要に✔、RCFも分析する場合は、ご希望条件に✔してください。
サンプル経路

⑩サンプル経路
サンプル経路の欄ですがこちらは採取者、またどなたかに経由していれば経由者をご記入ください。
備考

⑪備考
備考欄には工事番号、注文番号、参照番号等のほか、特記事項がありましたらご記入ください。
試料の名称や採取部位の情報

⑫試料名称
試料名称等の詳細の欄には試料No.、採取日、試料名称をご記入ください。
試料名称は記入例にあります通り、階層、部屋名、部位、建材の種類等をご記入ください。
レポートでは試料名称はこちらに記載されます。


いかがでしたでしょうか?分析依頼書(COC)に書いた情報が、どこに表示されるかわかると、それほど複雑ではなく感じたのではないでしょうか?
以上で分析依頼書の書き方の解説は終わりです。
質問などがあれば些細なことでも、お気軽にご連絡ください。